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AI生成画像の「手直ししない」規約が示すもの

印刷サービスを提供するビジプリが、AI生成画像の取り扱いに関する明確な規約を発表しました。その内容は「手直ししない」というものです。これは、クライアントから持ち込まれるAI生成画像の品質問題が背景にあります。具体的には、解像度不足、文字のわずかな崩れ、そしてレイヤー構造の欠如が挙げられます。これらの問題は、印刷物の品質を保証する上で大きな障壁となります。私は、この規約がAI生成物と実社会のギャップを浮き彫りにしたと感じています。

なぜAI生成画像は印刷に適さないのか

AI生成画像は、手軽に高品質なビジュアルを生み出す点で優れています。しかし、印刷物として利用するには多くの課題があります。最も大きな問題は、印刷に必要なDPI(解像度)が不足している点です。画面上で美しく見えても、印刷で拡大すると粗さが目立ちます。また、AIが生成する文字は画像の一部として扱われるため、フォントの修正や調整ができません。さらに、デザインツールで通常存在するレイヤー構造がないため、部分的な修正や色の調整が極めて困難です。印刷会社側からすれば、これらを修正するにはゼロから作り直すのと変わらない手間がかかります。

業界へのインパクトと私の見方

ビジプリのこの規約は、AI生成物の利用における責任の所在を明確にする動きとして、業界全体に大きなインパクトを与えます。これまで「AIを使えば何でもできる」という漠然とした期待がありましたが、実用レベルでは品質保証が伴わないケースが多いのが現実です。私は、この動きは業界の健全な発展に不可欠だと考えます。ユーザーは、AI生成物を最終的にどのような用途で使うのかを明確にし、その用途に見合った品質を意識して生成するスキルが求められる時代に入りました。一次情報としての品質が、何よりも重要です。

今後のAI画像利用と印刷の展望

AIツールの進化は目覚ましく、将来的には印刷品質を満たす画像生成も可能になるでしょう。しかし、現状ではまだ手作業による調整や確認が不可欠です。印刷会社は、この過渡期において、AI画像対応の新たなサービスモデルを模索する時期に来ています。例えば、AI生成画像を印刷可能な品質に変換する専門サービスや、品質基準を満たすAI画像生成のコンサルティングなどです。ユーザーは、AI生成物の最終的な利用目的を考慮し、品質を担保する仕組みをぐるぐる回すことが、最速で成果を出す道だと私は断言します。

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柴亮太
柴亮太の視点

AI生成画像は手軽ですが、印刷品質は別物です。ビジプリの規約は当然の流れ。品質を担保しないと、結局は手戻りが発生します。生成の段階で印刷要件を意識しないと、最速で失敗します。