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LACEとは何か

これまでの自動機械学習(AutoML)は、事前に決められた前処理の演算子や学習器、設定値の範囲内でしか最適な処理の流れを探せませんでした。LACEは、この考え方を大きく変える新しい枠組みです。大規模言語モデル(LLM)と進化的な手法を組み合わせます。これにより、実行可能なPythonの処理全体を直接生成します。利用者は生成された処理を自由に編集できます。

既存の自動機械学習との違い

従来の自動機械学習システムは、既知の構成要素を選び、調整するだけです。しかし、LACEは違います。scikit-learn互換のPythonの型を生成し、その型を進化的なループで育てます。生成されたものは、通常のPythonの処理そのものです。そのため、特定の枠組みの内部的な仕組みを通さなくても、直接見て編集できます。これは、自動機械学習の分野で初めての試みです。

驚きの性能と実用性

LACEは、OpenMLの分類タスク68件で評価されました。GPT-5.4-miniを使ったLACEは、auto-sklearn、H2O、XGBoostといった既存の自動機械学習システムを大きく上回る結果を出しています。最も強力なAutoGluonとは、性能に差が見られませんでした。LACEの強みは、単に予測の正確さだけではありません。生成される処理がコードであるため、利用者はそれを直接再利用できます。

コードがもたらす新たな価値

新しいデータ予測の仕組みは、一部のタスクでより正確な結果を出します。しかし、それらは固定された事前学習済みの予測器を使うものです。編集できない処理を返すだけです。LACEの貢献は、コードによって定義された探索空間にあります。これにより、あらゆるタスクに対応できます。利用者は、生成された処理を直接使えます。さらに、プロンプトを編集するだけで、構成要素を増やせます。枠組み自体を変える必要はありません。

柴亮太
柴亮太の視点

LACEは、自動機械学習の「ブラックボックス」を壊す一歩です。生成されたPythonの処理を直接見られるのは大きい。これをどう育てて、自分のプロダクトに組み込むか。最速で試して、一次情報を掴むのが正解です。