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新AIエージェントプラットフォーム「Valmis」が登場

新たなAIエージェントプラットフォーム「Valmis」が発表されました。これは既存のOpenClawなどのエージェントハーネスとは異なり、特にビジネス利用に焦点を当てて開発されています。従来の個人向けアシスタントツールが抱えていた、セキュリティ面での懸念を解消することを最優先事項としています。ビジネス環境でAIエージェントを安全かつ効果的に活用するための基盤を提供することが、Valmisの主要な目的です。

強固なセキュリティ設計:隔離コンテナとプロキシシステム

Valmisの最大の特徴は、その徹底したセキュリティ設計にあります。エージェントは隔離されたコンテナ内で実行され、API認証情報やホストファイルに直接アクセスすることはできません。これは、エージェントが認証情報を平文でメモリに保存したり、LLMプロバイダーに直接送信したりするリスクを排除します。Valmisは独自のプロキシシステムを採用しており、エージェントはホストマシンに対して認証IDを介してのみAPIリクエストを行います。実際のAPIリクエストはホスト側で行われ、JSONデータがエージェントに返されます。LLMへのAPIコールでさえ、このプロキシを介して行われます。この設計により、エージェントコンテナのインターネットアクセスを遮断した状態でも動作させることが可能です。

100以上のビジネスアプリ連携と高度なワークフロー自動化

Valmisは、Google Workspace全般、Slack、Notion、Hubspot、Salesforce、Figmaなど、100以上のビジネスおよび生産性向上ツールとの統合をサポートしています。これにより、エージェントは企業の既存システムと安全に連携し、多様な業務を自動化できます。さらに、多段階ワークフロー機能も提供されており、cron、ウェブフック、アプリイベントをトリガーに、条件分岐やループを含む複雑なプロセスを自動実行できます。ワークフローは専用のUIビルダーで作成できるほか、エージェントに説明を与えるだけで自動生成させることも可能です。

その他の注目機能

Valmisは、上記以外にもビジネス利用を促進するいくつかの重要な機能を備えています。一つは「クロスセッション記憶」です。エージェントは、ユーザーから記憶すべき情報を伝えられたり、将来役立つ可能性のある情報を発見したりすると、自動的にその内容を記憶します。これにより、エージェントはセッションを跨いで学習し、よりパーソナライズされたサポートを提供できるようになります。また、「ブラウザ自動化」機能も搭載されており、エージェントはヘッドレスブラウザを操作し、ページのナビゲーション、フォーム入力、クリック、情報読み取り、スクリーンショット撮影などを実行できます。これにより、ウェブベースの業務プロセスも効率的に自動化することが可能です。

柴亮太
柴亮太の視点

セキュリティを担保したAIエージェントは、ビジネス活用で必須です。プロキシシステムで認証情報を守るのは正解。これで安心して業務に組み込めます。自分はまず社内業務をぐるぐる回して一次情報を掴みます。