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5-3 複数プロダクトを共通ポイントでつなぐという発想

第5章

想定学習時間: 7分

多様なサービスを共通ポイントでつなぐ「経済圏」の発想

AI駆動開発において、複数のプロダクトやサービスを展開する際、どのような戦略が効果的でしょうか。当初、多くの企業や開発者は、一つの巨大なサービスに次々と機能を追加しようと考えがちです。しかし、このアプローチは多くの課題を引き起こすことが少なくありません。

単一プロダクトへの機能集約が招く課題

かつては、一つの自社プロダクトに、心理テスト、資格取得サポート、ゲーム、占い、学習支援など、思いつく限りの機能を詰め込もうとする傾向がありました。一見すると、機能が豊富でユーザーが長く利用できる魅力的なサービスに見えます。

しかし、実際には以下のような問題に直面します。

このような状況は、せっかく開発が進んでいても、リリースを困難にする「ドツボ」にはまる典型的なパターンです。

「経済圏」構想への転換:サービスを独立させ、共通ポイントでつなぐ

この課題を解決するために生まれたのが、「自社プロダクト経済圏」という発想です。これは、すべての機能を一つのプロダクトに集約するのではなく、それぞれを独立したサービスとして提供し、共通の課金軸でつなぐという考え方です。

具体的には、以下のような自由度が得られます。

この発想への転換は、開発者にとって大きな開放感をもたらします。新しい機能を思いつくたびに、既存のシステムとの整合性や世界観の統一に悩む必要がなくなるからです。

経済圏構想の具体的な応用例

この経済圏の考え方は、様々なサービスに応用できます。

これらのサービスはそれぞれ独立していますが、共通のMPポイントでつながることで、ユーザーは経済圏内のどこからでもサービスを利用し、ポイントを消費できます。

AI駆動開発がもたらす組織と運用の効率化

経済圏構想は、サービスの外側だけでなく、開発・運用組織にも効率化をもたらします。

このように、AI駆動開発を活用することで、大企業でなければ難しかった「経済圏」の構築が、個人や少人数チームでも現実的なものとなります。

まとめ:自由な発想で、あなた自身の経済圏を構築する

自社プロダクト経済圏の発想は、「すべてを一つに詰め込む」という制約から解放され、「外に出す」「独立させる」「分かりやすくする」「必要なユーザーに届ける」という自由な開発を可能にします。そして、共通の課金軸でつなぐことで、単発のサービス群ではなく、相互に関連し合う大きな価値提供の場を形成します。

入口はいくつあっても構いません。自社プロダクトから入る人もいれば、特定のAIコーチサービスやAI出版サービスから入る人もいるでしょう。重要なのは、入口を増やすことでユーザーとの接点を広げ、共通ポイントを通じてシームレスな体験を提供することです。

あなたも、自身の強みや提供したい価値に基づいて、小さな経済圏から構築を始めることができます。本、講座、診断、会員サービス、記事課金、予約、相談、求人、会計支援など、それぞれを独立サービスとして提供し、共通ポイントでつなぐことで、AI駆動開発の力を借りて、かつては夢物語だった事業展開を現実のものにできるでしょう。