付録2
想定学習時間: 5分
AI開発の世界では、多くの専門用語が登場します。しかし、最初からすべてを覚える必要はありません。このレッスンでは、CodexやAI開発でよく使われる基本的な用語を、初心者の方にも分かりやすく解説します。これらの用語は、まるで仕事の道具や作業に置き換えると理解しやすくなります。
このような感覚で、まずは用語に慣れていきましょう。分からない言葉が出てきたときに、辞書のように戻って確認できると十分です。
OpenAIが提供するコーディング支援エージェントです。この講座では、コードの作成、修正、エラーの原因特定、小さなツールの開発などを手伝ってくれるAIとして扱います。Codexは、単なる文章の相談だけでなく、実際のコードやファイルを扱う、開発に特化したAIです。
ただし、何を作るか、何を作らないか、そして最終的にその成果物を使って良いかを判断するのは、常に人間の役割です。
人間と会話しながら、質問への回答、文章作成、要約、アイデア出し、説明などを行うAIです。Codexが開発作業に特化しているのに対し、ChatGPTは相談相手、情報の整理、文章化、学習のサポートに適しています。
例えば、作りたいツールの目的を整理したり、Codexへの具体的な指示文を考えたり、発生したエラーの意味を初心者向けに説明してもらったりする際に活用できます。
「Artificial Intelligence」の略で、日本語では人工知能と呼ばれます。この講座では、人間の指示を受けて文章を作成したり、コードを書いたり、情報を整理したりするコンピューター上の仕組みとして扱います。
AIは非常に便利ですが、人間の責任を代わりに負う存在ではないことを理解しておくことが重要です。
文章、画像、音声、コードなど、さまざまなコンテンツを「生成」できるAIの総称です。ChatGPTのように文章を作るAIも、画像を生成するAIも、そしてコードを生成するCodexのようなAIも、広い意味では生成AIの一種です。
「答えるAI」から「作るAI」へと進化していると考えると、その特徴を捉えやすいでしょう。
AIに対して出す「指示文」のことです。「〇〇を作ってください」「このコードを説明してください」「このエラーの原因を教えてください」といった、AIへの依頼文がプロンプトです。
Codexを活用する際には、曖昧な指示ではなく、目的、利用者、入力、出力、条件、作業範囲、完成条件などを具体的に含んだプロンプトを作成することが、質の高い成果を得るために重要になります。
作りたいものの条件や決まりごとをまとめたものです。具体的には、以下のような項目を整理します。
Codexに開発を依頼する際は、「いい感じに作って」といった漠然とした指示ではなく、これらの仕様を明確に伝えることで、安定した結果を得やすくなります。
作るものに必要な条件のことです。仕様よりも「必要なこと」に焦点を当てた言葉だと考えると分かりやすいでしょう。
例えば、メモアプリであれば、以下のような項目が要件となります。
コンピューターに動きを伝えるための「文章」です。人間が日常的に使う日本語とは異なり、プログラミング言語で記述されます。HTML、CSS、JavaScript、Pythonなどが代表的なプログラミング言語です。
Codexは、このコードの作成、読み解き、修正といった作業を強力に支援してくれます。
コードによって作られた、特定の動きをする「仕組み」のことです。例えば、以下のようなものがプログラムに該当します。
アプリケーションの略称で、利用者が特定の目的を達成するために使うソフトウェアや仕組み全般を指します。スマートフォンで使うアプリだけでなく、Webブラウザ上で動作するWebアプリも「アプリ」と呼べます。
この講座で作成するメモアプリやチェックリストも、小さなアプリの一種です。
Webブラウザ上で利用できるアプリのことです。例えば、問い合わせ管理システム、オンライン予約システム、タスク管理ツール、社内管理画面などがWebアプリの代表例です。
この講座では、HTML、CSS、JavaScriptといった技術を使って、小さなWebアプリを作成することから学習を始めます。
人にたとえると
新しい技術を導入した開発チームのオフィスを想像してみましょう。
プロジェクトの依頼主は、作りたいもののイメージを相談役に伝えます。相談役はそれを整理し、具体的な指示書を作成します。この指示書には、何が必要で、何ができれば完成なのかといった詳細な情報が書かれています。開発担当は、その指示書を受け取り、書かれた内容に基づいて具体的な成果物を作り上げていきます。