第2章 まずは自分のGitHubを作って動かしてみる
想定学習時間: 6分
GitHubはコードを管理する場所ですが、最初から複雑な操作は不要です。まずは、ブラウザ上でファイルを「追加」「編集」「保存」する基本的な流れを体験しましょう。
GitHubに慣れていない方にとって、コマンド入力や専用ソフトの導入が必要だと感じるかもしれません。しかし、最初のステップとしてはGitHubのブラウザ画面だけで十分です。
リポジトリにファイルを追加する際は、以下のステップを踏みます。
memo.md)。この「保存」がGitHubでは「コミット」として履歴に残ります。例えば、memo.mdというMarkdownファイルを作成し、次のような内容を記述してみましょう。
# 練習メモ
このファイルは、GitHubでファイルを追加する練習用です。
## 今日やったこと
- リポジトリを作った
- READMEを書いた
- 新しいファイルを追加した
ファイルを保存(コミット)する際、その変更内容を説明する「コミットメッセージ」を記述します。このメッセージは、後から変更履歴を見返したときに「何をしたのか」を理解するために非常に重要です。
例えば、「修正」や「変更」といった漠然としたメッセージではなく、「memo.mdを追加」「練習メモを作成」「ログイン画面のHTMLを追加」のように、具体的な内容を記述することを意識しましょう。これは、AIにコードを書かせた場合でも、変更の意図を追跡するために役立ちます。
GitHub上では、既存のファイルを編集することも可能です。例えば、README.mdを開いて編集ボタンを押し、内容を修正します。修正後、コミットメッセージを記述して保存します。
この操作もコミットとして履歴に残ります。Wordやメモ帳での上書き保存とは異なり、GitHubでは変更前の状態も記録され、どのファイルが、どの行が、いつ、どのように変更されたかという情報が積み重なっていきます。
ファイルを編集する際は、単に「保存する」のではなく、「作業の節目を記録する」という意識を持つことが大切です。小さな変更ごとにコミットすることで、履歴が読みやすくなります。
Webページの入口となるindex.htmlファイルを追加してみましょう。最初は簡単な内容で構いません。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>GitHub練習ページ</title>
</head>
<body>
<h1>GitHub練習ページ</h1>
<p>これはGitHubでファイルを追加する練習です。</p>
</body>
</html>
このファイルを保存する際も、ファイル名を決め、内容を書き、コミットメッセージを記述して保存するという一連の流れを体験することが重要です。
GitHubは便利ですが、すべての情報をそのまま置くべきではありません。特に以下の情報は、公開・非公開リポジトリを問わず、直接含めないように注意しましょう。
練習用リポジトリでは、公開されても問題ない内容のみを使用してください。
GitHubでは、ファイルが編集された際に、変更前と変更後の違い(差分)を確認できます。どの行が追加され、削除され、変更されたかが視覚的に表示されるため、変更内容を把握しやすくなります。
AIにコードの修正を依頼した場合でも、この差分を確認する習慣は非常に重要です。AIが意図しない変更を行ったり、必要な設定を削除したりするケースがあるため、差分を確認することで事故を未然に防ぎ、安全な開発につながります。
ファイル名は、そのファイルの役割を人間だけでなくAIにも伝える重要な要素です。index.html、style.css、README.mdのように、内容が想像しやすい名前をつけましょう。
aaa.txtや修正済み.htmlのような曖昧なファイル名は、後から混乱を招く原因となります。実務で使うリポジトリでは、ファイル名にも意味を持たせる意識が役立ちます。
GitHubでのファイル追加・編集・保存は、地味な作業に見えるかもしれません。しかし、AIがどれだけコードを生成しても、そのコードをどこに置き、どのように変更を記録し、どの状態を「正しい」とするかを決めるのは人間です。
簡単なファイルを一つ追加し、READMEを少し編集し、コミットメッセージを書いて保存し、履歴を確認する。この小さな繰り返しが、GitHubを「難しそうな場所」から「自分の作業場」へと変えていく第一歩となります。