この回の要点
- 音響技術企業BoomCloud 360が空間オーディオ特許侵害でAppleなど大手3社を提訴
- 自社製品を持たない同社は、ITCの輸入排除命令を狙う戦略的な動きを見せる
- 大手を訴える前に通信キャリアなどを提訴し、Appleも非侵害確認訴訟で対抗
- ITCと連邦地裁での並行訴訟となり、決着には時間がかかると予想される
- 本件は金銭的な利益を最大の目的とした周到な特許訴訟とみられる
書き起こし
パート1
柴亮太今日は特許訴訟の話題だ。この手の話、本当に多いな。
くしだ空間オーディオ?どんな技術?
柴亮太音が自分の周りから聞こえるような、立体的な音響技術だよ。
くしだなるほど、臨場感のある音ってことだね。
柴亮太この特許を巡って、BoomCloud 360という企業が訴えを起こしたんだ。
くしだBoomCloud 360?あまり聞かない名前だな。
柴亮太この会社は自社製品を持たず、特許のライセンスで収益を得ているんだ。
くしだ製品がないのに訴訟?不思議だな。
柴亮太特許という権利があるから、侵害している会社を訴えられるんだよ。
くしだそういうことか。じゃあ、訴えられた相手はどこなの?
柴亮太Apple、Samsung、Googleという、業界大手3社だよ。
くしだ大手3社を相手にするなんて、すごいな。
柴亮太そうだ。米国際貿易委員会、略してITCも調査を開始した。
くしだITCって、そういう役目もするんだね。次は、訴訟の背景が気になるな。
パート2
柴亮太今回の訴訟は、いきなり大手3社を訴えたわけじゃないんだ。そこがポイントだ。
くしだなんでそんな回り道をしたんだろう。本丸を攻める前に。
柴亮太Apple製品への侵害主張を、より強固にするためだと俺は見てるよ。
くしだなるほど、足場を固めたってことかな。
柴亮太まったくその通りだ。この動きを見て、Appleも対策に出たんだ。
くしだAppleが?どんなことしたの?
柴亮太BoomCloud 360がITCに申し立てる前に、自ら非侵害確認訴訟を起こしたんだ。
くしだ非侵害確認訴訟?どういう意味?
柴亮太自分たちの製品は特許を侵害していないと、先に裁判所に訴えることだよ。
くしだへえ、先に訴えられても困るから、自分から無実を主張した感じかな。
柴亮太うん、その解釈で合ってる。Appleも周到に動いたわけだな。
くしだじゃあ、BoomCloud 360はなぜITCを選んだんだろう?
柴亮太彼らにとって有利な制度上の理由があったんだ。次はそこを掘り下げていこう。
くしだうん、聞きたいな。
パート3
柴亮太BoomCloud 360がITCを選んだ理由は、製品を持たない会社でも輸入排除命令が認められやすいからだ。
くしだそれは戦略的だね。ITCの調査ってどれくらい時間がかかるの?
柴亮太調査完了目標日は45日以内とされている。比較的早い印象だ。
くしだ45日ってあっという間だね。すぐに決着がつくのかな。
柴亮太いや、そうとも限らない。ITCでの調査と連邦地裁での訴訟も並行して進むからね。
くしだえ、両方で同時に進むんだ。複雑になりそうだ。
柴亮太だから、決着には時間がかかると記事にも書かれていた。
くしだなるほど。裁判が二つ並行するとなると、費用もかかりそうだな。
柴亮太そうだな。まさに時間と金の勝負という感じがするよ。
くしだこの特許訴訟、結局どうなるんだろう。
柴亮太結局どう見るか、という点については、次のパートで俺の考えを話そう。
くしだうん、聞きたいな。
パート4
柴亮太くしださんの言う通り、これは結局、お金を取るための戦略的な動きだと俺は考えている。
くしだそういえば、以前AIチップ開発の話をしたことがあったよね。技術がビジネスのカギって。
柴亮太うん、それは第47回の話だな。技術の優位性が、大きな力になるのは確かだ。
くしだ今回の特許訴訟も、まさに技術の価値の表れなんだね。
柴亮太そうだ。そして、今回のような訴訟は今後も増えていく可能性がある。
くしだ企業の開発競争が激しくなると、特許の重要性も高まるってことか。
柴亮太まさにその通りだ、くしださん。技術が進化すればするほど、権利関係も複雑になるものだよな。
くしだなるほど。今回の話で、特許訴訟の裏側が少し見えた気がするよ。
柴亮太それならよかった。少しでも理解が深まったなら嬉しいな。
くしだうん、ありがとう。
くしだ詳しくは記事で。
元ソース
- また特許訴訟かよ。結局金の話だろ。 (Innovatopia)