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AIやノーコードでウェブサイトを作れても、公開の手続きや、訪問者へ伝える内容、更新の運用は残る。株式会社ディレクトリーが発表したSitePolishとDIRELTAは、制作後の異なる課題へ対応するサービスとして整理できる。

公開の支援と、継続的な改善を分ける

イノベトピアの6月15日記事は、二つのサービスの同時発表を紹介している。同社の公式リリースによると、SitePolishは作成済みのサイトの公開を支える単発のサービスで、スマートフォン表示、SSL、ドメイン設定などを扱う。

DIRELTAは、ブランドや情報設計、訪問者の動線、運用やセキュリティなどを継続的に扱うものとして説明されている。二つは必ず順番に購入するセットではなく、課題に応じた入口として示されている。この記事は6月の発表の整理であり、現在の個別見積もりを示すものではない。

発表時の料金は、SitePolishが税別29,800円、DIRELTAは税別の初期費用30,000〜100,000円に月額29,800円、最低2か月という条件だった。対象範囲や価格変更の可能性もあるため、契約前にはSitePolishやDIRELTAの窓口で、実際の条件を確認する必要がある。

公開できる状態と、使いやすい状態

ここからは編集部の考察だ。ページがインターネット上で表示されることは、サイト運用の一段階にすぎない。会社名、事業内容、問い合わせ方法などが正確で、スマートフォンでも読みやすく、意図した相手へ届く構成になっているかは、別に確認したい。

AIが作った文章は、自然に読めても、自社で提供していない内容や未確認の実績を含む場合がある。公開前には、価格、所在地、連絡先、対応範囲などを担当者が照合する必要がある。見た目を整える工程と、事実を確かめる工程を分けると、修正漏れを減らしやすい。

問い合わせフォームも、表示されるだけでは十分ではない。入力、送信、受信、担当者への引き継ぎまで確認する必要がある。説明用の仮データで試し、どこに記録が残るかを把握する。これは一般的な運用上の観点であり、今回のサービスがすべての確認を標準料金に含むという意味ではない。

診断結果は、改善の入口として使う

発表には、DIRELTA CHECKという無料診断も含まれる。短時間でサイトの状態を独自の観点から示すものとして紹介されているが、第三者による安全性の認証や、すべての不具合を発見する保証と同じものではない。

診断を利用する場合は、指摘の理由と、実際のページの状態を照合したい。点数だけを上げることが目的になると、訪問者に必要な情報を減らしたり、根拠のない説明を加えたりするおそれがある。事業上の目的に関係する改善を選ぶことが重要だ。

AI回答で参照されやすい情報を整えるAIOも、発表で扱われている。ただし、特定のAIが必ず引用する、検索順位が確実に上がるといった保証へ広げることはできない。会社や商品の情報を分かりやすく、更新日や根拠を追える形で掲載することは、まず人の読者にとって有用な整備になる。

発注前に、完成と運用の条件を決める

単発の公開支援を頼む場合は、どのページや設定が対象か、完了を何で確認するか、公開後の修正はどこまで含むかを決めたい。継続支援なら、毎月の作業、確認する指標、承認の手順、契約終了時のデータやアカウントの扱いも重要になる。

サイトを作った人と運用する人が違う場合には、ドメイン、サーバー、素材、編集権限の所在を整理しておくとよい。AIによる制作の速さを生かすためにも、後から担当者が安全に更新できる状態を残す必要がある。

AIを使う情報発信や業務設計の相談は、当サイト運営のRO合同会社で受け付けている。公開する作業と、内容を確かめて改善し続ける作業を、具体的な範囲と責任でつなぐことが大切だ。

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柴亮太
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